東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom.
東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom.東方紅魔郷に続く物語。
自機(操る機体)に、前回東方紅魔郷のメイド長として登場した十六夜咲夜が登場し、東方キャラの絡みが一層増える。
原作のあらすじはこんな感じ。
二次創作アニメ「万福神社」による東方妖々夢は、幻想万華鏡シリーズ第一段として約30分の動画となっている。
東方紅魔郷の三部構成(90分)に比べると、ややストーリーの流れが早い。しかしゲーム準拠で言うと「東方妖々夢」のストーリー展開が近い。原作は弾幕シューティングに重きがあり、実際キャラクターの会話・背景にあまり触れられていない。
同人誌による、「東方妖々夢」解説。題材: [FLIPFLOPs]製作の「 異聞妖々夢 」
春がこない。移りゆく季節の流れを遮り、幻想郷は長い冬を耐えていた。
幻想郷の住人たちの生活が、この長い寒気に脅かされることを危惧し、異変解決専門の巫女「博麗霊夢」が動き出す。
原因以前に犯人が分からない「博麗霊夢」一向は、氷の妖精であるチルノ(紅魔郷からの出演)を問い詰める。ついでに、雪女である「レティホワイトロック」にも。
だが、そう簡単に解決の糸口は見つからない。
当てもなくぶらぶらしていると、「マヨイガ」という猫の里に辿り着く。そこで化猫である橙(ちぇん)に出会う。ついでに、「東方妖々夢」 で主人公として登場する十六夜咲夜に再開し、「博麗霊夢」に異変解決のヒント「奪われた春は雲の上へと向かっている」と告げる。
同人誌では描かれていないが、犯人探索中に魔法の森の洋館で、「アリス・マーガトロイド」という人形使いに出会う。
テーマ曲『人形裁判 ~ 人の形弄びし少女』及び、3面道中曲『ブクレシュティの人形師』をアレンジした楽曲である動画がニコニコで有名になった。中身はあまり原作と関係ないが、東方projectの宣伝に大いに貢献した。
十六夜咲夜の助言に従うと、はるか雲の上には、冥界(あの世)と顕界(この世)を繋ぐ門を発見する。原作ではこの門の近くに、幽霊楽団「プリズムリバー三姉妹」の演奏を垣間見ることができる。
参考に「幽霊楽団 ~ Phantom Ensemble」のリンクを埋め込んだ。当然Vocalは存在しないが、 VocalArrange をお勧めする。
物語の佳境に入り、漸く黒幕の登場。半人半霊(人間と幽霊のハーフ)である魂魄妖夢(こんぱくようむ)が、幻想郷に残る最後の春を博麗霊夢から奪いにくる。
魂魄妖夢(こんぱくようむ)を倒し、彼女の主で亡霊の西行寺幽々子(さいぎょうじ ゆゆこ)と、麻雀勝負。※当然原作は弾幕勝負。
西行寺幽々子の目的は、冥界で咲かない「西行妖(さいぎょうあやかし)」という桜を満開させる為に、幻想郷の春を集めていた。
西行妖は、ある人間が封印されている為に花を付けない。だったら、幻想郷の春で満開にすれば、その封印された人間を蘇らせると踏んだ。
※西行寺幽々子の言う「白玉楼」は、彼女の所有するでっかい屋敷のこと
結局主人公たちに敗北し、彼女の野望は終わる。
Q:西行妖(さいぎょうあやかし)とは?
A:冥界に存在する咲かない巨木。その正体は、人間を死へと誘う妖怪桜。西行妖の持ち主だった、生前の西行寺幽々子は、自身を人柱として封印した。
その為彼女は、輪廻転生の理が外れ、記憶を失いながら彷徨う亡霊となった。
結局、封印された自分を、自分自身が解き放つ矛盾によって、西行妖は決して満開になる未来はなかった。
東方紅魔郷 ~ the Embodiment of Scarlet Devil.
主にと注釈を付けたのは、東方projectには、旧作とWin版の二つが存在する。「東方紅魔郷」以前に販売されたシリーズを、旧作と呼んでいる。
旧作(PC-98版)とWin版(Windows版)の間には、原作者Zun氏の活動停止期間が挟み、旧作自体の個数に限りがあり普及しなかったため、旧作について東方projectを語ることはない。
ただWin版のキャラクターには、主人公である「博麗霊夢」や「霧雨魔理沙」等の旧作からの名前・デザインが残っている。但し、設定が多少異なるため、やはりWin版が今の幻想郷を形作っている。
さて、東方紅魔郷の内容が分かる題材としては、同人誌以外にも同人アニメ「幻想万華鏡」が存在する。クオリティが高くカバーしている物語に限りがあるので、優先的に「幻想万華鏡」の紹介から始める。
幻想万華鏡(ゲンソウマンゲキョウ)とは、同人サークル『満福神社』が制作した東方Projectの同人アニメシリーズである。
これが販売されている表紙。前篇なのになぜ第2話なのか?
制作サイドでの第1話は、東方紅魔郷以後の物語である、「東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom. 」のプロモーションビデオ。
前篇・中編・後篇の3部構成になっている。ニコニコ動画やYoutubeでも、動画を視聴できるが、製品版とは異なり声は収録されていない。参考程度に埋め込み動画をどうぞ。
本編を視聴すると、なんだかたくさんのキャラクターがたくさんいるが、東方紅魔郷からかなり先の物語「東方地霊殿」の結尾。そこから回想的に、東方紅魔郷のストーリーが語られる。
さて、同人誌の紹介を始める。同人誌の大半は、キャラクターの絡みを描く場合が多く原作のストーリーを楽しめない。
サークル名[FLIPFLOPs (ぎんこ、高畑ゆき)] 制作の
異聞紅魔郷 -Two Scarlet Sacraments Under the Starry Sky-」は、東方紅魔郷のストーリーに則り独自のアレンジを加えた。※独自アレンジとはあくまでも補完に近く、既存の設定を崩壊させるものではない。
異聞紅魔郷 -Two Scarlet Sacraments Under the Starry Sky- のあらすじ・解説
椅子に座る吸血鬼:レミリアスカーレット
影に控えるメイド長:十六夜咲夜
魔道書を読む魔法使い:パチュリー・ノーレッジ
屋敷(紅魔館と呼ぶ)の主であるレミリアスカーレットは、太陽の光が苦手である。これを防ぐために、幻想郷一体を赤い霧で覆う計画を始める。
その異変に気が付いた異変解決専門の巫女「博麗霊夢」は、道中で人間を襲う人喰い妖怪「ルーミア」と、氷の妖精「チルノ」をボコボコにする。※博麗霊夢は主人公だが、正義の味方ではない。
異変の元凶である紅魔館の門番その他(メイド長・魔法使い)を退け、
途中助っ人に現れた霧雨魔理沙に、パチュリー・ノーレッジを足止めしてもらう。
党首:レリミア・スカーレットを、博麗霊夢が倒して一見落着。
原作ゲームでは、レリミア・スカーレットの妹である、フランドール・スカーレットがEXステージで登場する。ありとあらゆるものを破壊する程度の能力の持ち主のため、屋敷に半ば幽閉されていたが、博麗霊夢というきっかけで、無事外へ遊べるようになった。
補足として原作のあらすじを紹介した動画あるので、リンクだけ貼らせて頂く。
自機(操る主人公)によって物語の視点が変わるが、ストーリー自体に変更はない。
霊夢版
魔理沙版